対馬の車検 自動車整備工場 対馬モーターサービス 車屋日記

    日本で唯一韓国が望める国境の島、対馬より 長崎県対馬市厳原町で自動車整備工場を営んでおります。 車検、点検、板金、新車販売、など車のことなら何でもご相談下さい。   このブログでは対馬市でのイベントや出来事を車屋、対馬市民としての目線でたくさん紹介していきたいと思っております。

    2010年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年08月

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    level5

    私事なのですが、商工会青年部という団体に所属しております。
    この前佐世保にて若い経営者の主張大会があり、出場して来ましたので報告までに
    記事にします。


    平成二十二年
               テーマ  『青年部活動に参加して』
              ~目標達成の為に目的を目標にして~
                  対馬市商工会青年部厳原支部  河本岳志

     

    家から数十メートルの所でサンショウウオを見つけることができ
    玄関を開けると目の前の川を蛍が飛び交い、しかも秋でも日本で唯一アキマドボタルを確認する事ができます。
    海では、磯でブリやヒラスが釣れ、山では原生林に朝鮮ヒラタクワガタ、キンオニクワガタなどここにしか生息しないわくわくする生き物がいる、そんな「スーパーナチュラルアイランド」 
    国境の島対馬からやってまいりました。

    対馬市商工会青年部厳原支部の河本岳志と申します。
    対馬で自動車整備、新車、中古車販売をしております。対馬モーターサービスの二代目であります。
    これまで九年間の活動を通して、学び、経験し、感じたこと、そしてこの主張大会出場が決まり
    悩み、考え、気づいた事を発表させていただきます。    

    対馬は都会の人から羨まれるような素晴らしい、自然環境があるのですが…
    ひとたび経済状況に目を向けますと対馬は間違いなく危機的状況にあります。
    ここ十年で人口は約13%減少し、そのため有効求人倍率も4月時点で0.29であります。

    レギュラーガソリンも全国平均価格を大きく上回り172円、島民の期待を大きく下回っております、物価も輸送コストなども含んで高めであります。
    ガソリン価格の高騰は、皆さん車を乗り控える為、消耗部品も消耗しなくなり、車屋と言う仕事にも影響してきます。

    観光にも期待するのですが、ここ長崎⇔対馬間の空港運賃は片道¥15,400、と高く
    仕事の時以外はあまり使いません。
    主に対馬から近い福岡まで、4時間半掛けフェリーに乗るのが一般的です。
    価格と移動時間が観光客の足を遠のかせる原因にもなっています。

    高速道路料金無料化などという話しが出ていますが、対馬の交流人口増加にも期待できず、それ以前に島には高速道路もない訳ですから、車の重量税が全国一律と言うのはおかしな話です。

    とここまで対馬の現状を簡単に述べさせていただきましたが、他にもいろいろな要因が絡み合い、今の状況に至っている訳です、もちろん私たち商工会青年部も対馬やまねこのように
    絶滅危惧されるわけには行かないので、日々創造力と行動力を活かし地域振興発展の先駆者となるべく活動しております。

    その活動を発表させていただく前に先日青年部の企画であった講習会での出来事を
    少し紹介したいと思います。
    No1戦略コンサルタント佐藤元相先生の講習だったのですが…

    私はその公演の最初に質問された、あなたが会社を経営していくうえでの目的は何ですか?
    という質問に引っかかりました。
    その質問に私は迷わず「収益を上げることです」と答えたのですが 先生はそのまま他の人に質問を続け、「違いますあなたたちが目的にしなければいけないのはお客様をつくることです」 と答えられました。
    それと同時にお客様の目的をしっかりと見定め満足させることができれば技術や商品の安売りする必要はまったくないと言うことでした。

    例を挙げるなら、私はよく落語を聴くのですが古典落語の演目に『千両みかん』と言うのが
    在ります。
    夏の暑い時期に病で倒れ、死ぬ前にみかんが食べたいと言う若旦那為に、番頭さんが時期はずれのみかんを、大阪中の店を駈けずり廻り、やっと見つけたたった一つのみかん、これを千両で買うと言う話しであります。
    一つのみかんが千両とは又、行き過ぎた話しなのですが、お客の要望にこたえることが出来た結果だと思います。

    お客の目的や要望にこたえ、満足や感動を提供するのがサービス業で有るのはわかるのですが、私は目標と目的の違いや、相互の関係をあまり深く、考えたことが無かったのでそこで悩みました。
    よく「目的意識を持って取り組みなさい」といいますが、目標を意識することは有っても、目的を意識することが無かった気がします。

    そこではっと気づきました。
    私はそれまで目標を意識しすぎて目的を置き去りにしていたのです
    前回の対馬での主張大会の時もいい成績を残すことを目的に文章を考え、当たり障りの無い無難な発表をしていたように思います。
    それに気づいたとき お前は「合格することをだけを目的に、勉強する学生か?」と自分に突っ込みを入れたくなりました

    問題は、目的を間違えると結果を出すことを急ぎすぎ、実にならなかったり、満足できるような結果を得られないまま、終わってしまうということにあると思います。
    佐藤先生が「目的は何ですか?」と最初にこの質問をされた意味が、目的意識を持つことの重要性だったと、やっと解ったのです。

    私はこの考えに基づき様々な活動や自分を取り巻く出来事に当てはめて、考えてみました。
    私の所属する対馬市商工会青年部の主な活動と申しますと、なんといっても
    厳原港まつり対馬アリラン祭、夏の一大イベントであります。
    毎年8月の第一土曜、日曜に開催される祭りで、今年は8月7日、8日に行われます。
    今まさに準備中であり、明日は会場清掃が待っています。
    このお祭りの目的はもちろんより多くの来場者をつくることです。
    そのことにより目標とする地域の活性を達成することができるのです。
    今までは地域活性のほうが目的とおもっていましたが間違いでありました。

    そして実はこの祭りには他の祭りにはないもうひとつの目標があります。
    それは国際交流による交流人口の増加であります。
    このお祭りは朝鮮通信使行列の再現や韓国でも有名な舞踊団による演舞など、それまでの歴史や、文化的にもかかわりの深い韓国との交流も兼ね備えたまつりであります。
    今年は韓国の人も交えた盆踊りや、食の交流、さらに韓国の民族衣装チマチョゴリを着ての撮影会など、企画も盛りだくさんです。
    スタッフとして韓国の大学生が手伝ってくれたりもしております。
    更なる発展が期待できるのですが、ホテルは何処もいっぱいになるので、今後はホームステイなど受け入れ態勢の強化が求められる時期に来ていると思います。

    また珍しい活動としまして、この前、青年部の先輩に誘われ秋田県の仙北市まで行き、演劇の研修を受けてきました。
    この主張大会の為、と言いたいのですがそうではなく、昨年市の街づくり事業の一環として発足した、対馬市市民劇団のプログラムであります。
    この劇団の目的は市民の文化力、地域力向上と書いてあるのですが、ここもやはり違うと思います。
    より多くの人を巻き込み、たくさんの人に見てもらい、演じる側も観客の側も満足できるものが産まれたとき、目標である文化力、地域力の向上を達成できるのです。
    そしてもうひとつの大きな目標は、今、長崎でも大河ドラマの竜馬伝が話題沸騰中でありますが、
    この大河ドラマに採用される一里塚になることを目標に掲げており、官民一体となり更なる努力が必要であります。

     
    こうして目的と目標を分けて考えていくと気づいたことがあります。
    様々な活動、イベント、さらには仕事にいたるまで目的はすべて、お客様をつくることであり、
    お客様を満足や感動させることができれば、目標を達成できる、と言うことであります。
    けして政治家が議席を獲得することを目的に活動したり、親が子供を喜ばせることを目的に行動してはいけないのです。
    目的と目標が逆さまであり、目標の設定すら間違っています。

    しかしこの情報化社会の情報量は江戸時代の一万倍とも言われ、物があふれかえった時代に私たちは生まれ、育ってきました。

    個人的に思うのですが、人々は便利さを追求するあまり、その代償として感性や心の豊かさをすり減らしながら生活しているのではないでしょうか?
    今まで通用していたサービスはすぐに過去のものになり、簡単にお客様に満足や感動を与えることは出来ないのであります。
    そんなときこそ、青年部活動で培ってきた創造力や行動力や繋がり、そして戦略や戦術を生かして行動することが求められるのです。

    この前、将棋の羽生善治名人から昨年王将のタイトル奪い取った久保利明王将がインタビューを受けているのを偶然耳にしました。
    「久保さん今後の目標を教えてください」 「いや~名人とかいろいろなタイトルもほしいですが、今は将棋を楽しむことに集中するように心掛けています、そうすることが目標への近道になると思っていますから。」
    私はあまりのタイムリーさにびっくりしました。
    父の勧めで青年部に入り、先輩方の勧めで主張大会に出場し、その時ちょうど佐藤先生の
    講習に出会い、悩んでいたときに久保さんのインタビューを聞き、そして今まさに10年前
    結婚式を挙げたこの佐世保の地で発表をしている。
    たくさんの人たちや様々なめぐり合わせに感謝し、わたしはその縁を生かしてこれからも成長していかなければなりません。

    最後になりますが、私は物事を何か行うときは前後裁断と残心の言葉を心がけるようにしております。
    前後裁断とはまさに、過去も未来も断ち切りまさに今この瞬間だけに集中すると言う意味であり、
    この発表に当てはめると、目標ばかり意識せず目的だけに集中せよ、となります。

    私の青年部活動における目的は、より多くの方に青年部の活動で満足、感動、納得、してもらうことであり、目標は、この飽きの来ない商工会のあきないの仲間と共に
    「いや~対馬はいつ行ってもホテルに空きがないね~」と言われるような島にすることであります。  
    前後裁断 ぜよ。
                ご清聴ありがとうございました。


    結果は‥Level5 5位でした。すごく悔しかったです。
    本当はもっとたくさんの方に聞いていただきたかったのですが私の戦略、戦術不足で
    応援に来てくださった方にも、悪かったなーと反省しているところで、ございます。
    しかし、良い経験をさせていただいたことには変わりありません。

    来年は、M原先輩4649.

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    | 対馬市商工会青年部 | 12:53 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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